緊急災害時の安否確認に活用したいSNS(Facebook twitter line)

実名登録のSNS(Facebook)は、信頼できる情報が得やすい

facebook.

 

facebook では、第三者の安否確認をリクエストできます。方法は、災害時情報センターにアクセスし無事を報告した友達のリストと無事を報告していない友達のリストの確認ができます。友達の名前を検索し安否を確認できるというもの、しかし安否確認はfacebook 上で友達と承認された場合のみ。実名なので信憑性が高い情報を得やすいものの友達承認されていないと、安否確認できないデメリットがあります。

 

東日本大震災でも、FacebookやTwitterを始めとするSNSが知人の安否確認に役立ったそうですが災害時は、デマが出やすいもの。実名登録のfacebookは、本名を晒しているので信頼できる情報が得やすいSNSといえます。

 

万が一に備え高齢の家族も使えるようにしておくと安心です。Facebook(フェイスブック)のユーザーは2017年現在2700万人、Instagram(インスタグラム)のユーザーは1600万人。2011年頃と比較すると年々増加傾向にあるSNS。若い人の間で飛躍的に伸びているのが、InstagramやLine。反対にfacebookやSkypeの利用率は、下がっているようです。また年代が上がるとSNSそのものを利用する人が少ないようです。ガラケーで通話とカメラのみといった話もよく聞きますよね?反対に自治体のSNSでは、facebookが伸びています。若者と公式の橋渡し的な何かが存在すると良いのですけどね。

 

1位LINE(ライン)72.1%
2位Twitter(ツイッター)40.8%
3位Facebook(フェイスブック)36.1%
4位Instagram(インスタグラム)22.1%
5位Google+(グーグルプラス)11.4%
6位Skype(スカイプ)10.9%
7位mixi(ミクシィ)7.6%

 

twitter
LINE(ライン)

 


Twitter(ツイッター)

 


Facebook(フェイスブック)

 


Google+(グーグルプラス)

 

日本のSNS ソーシャル・ネットワーキング・サービスといえば 日本では最大の会員数を持つmixi(ミクシィ)、などがあります。震災直後は、twitterを情報を得る手段として利用していた方も
多くTwitter 経由で入手した間違ったデマを他人の携帯メールを送信してしまう事例が数多く聞かれました。地震災害時だからこそ有益な情報の共有が大切なのにこれでは、本末転倒です。

 

facebook が浸透する前でスマートフォンユーザーも少なかった2011年mixiやmixi のコミュニティで、より被災地密着型で被災地や避難所の方々も多く活用利用されたようです。ペットを預かってほしい安否確認ガソリンスタンドの情報など有益に使われました。

 

また震災以降登録者を増やしたのが、facebook です。
メッセージの送受信ができ原則実名登録制本名を公開し顔写真を掲載することでフェイスブック。2011年から2012年にかけて多くの人がfacebook 登録をしました。mixi やツイッターとは異なり匿名性がないため日本人向きではないと考えられてきましたが地震発生後被災地の物資情報やボランティアなどの情報が盛んだったのがフェイスブックなのです。mixi やツイッターとは異なり本名で登録しているため
友達や知人の安否を確認しやすく 自分の安否情報なども発信できるメリットがあります。個人的なメッセージをおくったりチャット機能もついており友達や知人との連絡や交流が円滑なことパソコンから携帯からスマホから閲覧や情報発信が可能なので 登録しておくとよいでしょう。

自治体の防災SNS、Facebookが増加している

防災訓練

自治体による防災SNSは、Twitter/Facebook/LINE3つ、Twitter/Facebookの2つを組み合わせている自治体が多く中には4つ(Twitter/Facebook/LINE/Google+)を組み合わせている自治体まであるようです。2014年2015年2016年と段階的に増えているのは、facebookです。

 

twitterやline は、なりすましや偽アカウント、裏アカウントも多く発信している情報の正確さなどには疑問が残ります。その点facebookは、本名で登録しているため責任ある発言や発信となります。たとえば山鳴りがする、立木が割ける音がする、石のぶつかりあう音がする、地面がひび割れている・・といった土砂災害の前触れ。電柱が折れている、電線が垂れ下がっているといった危険な事例、水が出ない、停電しているといったライフラインの現状や復旧の目処。自宅避難者に支援物資がわたらない、毛布や食料、飲料水の不足など写真付きで現状をつたえることが出来ます。

 

2016年4月に発生した熊本地震は最大震度7の揺れが2度もありました。日本では、20年以上前から活断層に関する調査が行われてきました。しかし「熊本では大地震が来ない」という防災意識の中「想定外」の地震に国内でも活断層の評価を見直さなければいけないのかもしれません。

 

岐阜県には東濃から飛騨地方にかけて阿寺断層があり西濃地方には濃尾地震(1891年)を引き起こした濃尾活断層、養老から桑名にかけては四日市断層があり県内だけで12の活断層が存在します。

 

2014年

 

種類 自治体数(672) 割合
twitter 410 23.5%
facebook 472 27.1%
line 21 1%未満

 

2015年

 

種類 自治体(852) 割合
twitter 468 26.8%
facebook 636 36.5%
line 33 1.8%

 

2016年

種類 自治体数(934) 割合
twitter 480 27.5%
facebook 725 41.6%
line 40 2.2%
google+ 6 1%未満

 

日々の備えで自助を!隣近所のつながりで共助を!

 

自助とは、自分や自分の家族を守ることをさします。自宅の耐震診断、家具の固定、ハザードマップを使い避難所・避難場所を確認しておく、飲料水や食料など家族の人数分用意しておくこと、家族全員の非常持出袋の準備、災害時の連絡方法の確認。地震が起きた時の行動についての家族の話し合い(防災意識)

 

共助とは、家族、企業や地域コミュニティで助け合うことで地域の防災活動に参加して普段から隣近所の人と顔見知りになっておく、災害時に互いに助け合うことをいいます。公助とは行政による支援ですが、自助が災害の大きな柱となり続いて共助、最後に行政が支援の手をさしのべてくれると考えるのが正しいと思います。地震や自然災害では、地域や行政がなんとかしてくれると思ったら大間違いです。まずは、人に頼る前に自分の身を自分で守る意識と備えは必要最低限準備しておかなければいけません。

 

 

参考:SNSの防災活用に関する自治体WEB調査


Google+(グーグルプラス)

 

Google+(グーグルプラス)

 

 

Googleのサービス

 


Google クライシスレスポンス

 

 

大津波警報・・予想される津波の高さが高いところで3mを超える場合
津波警報・・予想される津波の高さが高いところで1mを超え、3m以下の場合
津波注意報・・予想される津波の高さが高いところで0.2m以上、1m以下の場合であって、津波による災害のおそれがある場合

 

 

グーグルのパーソンファインダーは、家族、身内、親類、友人など災害時の安否確認が行えるサービス。東日本大震災時には「アニマルファインダー」も提供されました。

 

 

グーグル防災マップは、危険な地域を 危険度 5、危険度 4、危険度 3、危険度 2、危険度 1で色分け。木内外の公衆電話の表示、交通状況の確認もできます。

地震災害時、デマやチェーンメール誤報に気を付けて

SNS

災害が発生すると嘘や噂話、デマが飛び交います。「拡散希望、水がなくて困っています」「ライオンが逃亡」とネットで入手したライオンの画像を貼り付けた投稿、「九州で大地震が起こった。この情報を拡散すると、募金になります」というデマの投稿。「4月20日西原小学校にて朝11時より肉100キロ焼きます」というBBQのお知らせが出回ったようです。

 

東日本大震災のときと比べるとスマホやiPhone iPodの低年齢化がすすんでおり小学生や中学生もSNSを利用しています。Twitter は、facebookと違い実名でなくても登録できることや匿名性が保たてるため日本では人気のSNSですが、匿名性を利用して無責任な140文字(短文)嘘の情報を発信する人も少なくありません。

 

情報には、正確な情報と不正確な情報が混在し読む側や解釈する側が間違って拡散させてしまうことも珍しくないのです。東日本大震災のときは、スマホを使っている人は、まだ少なくてメールが全盛期?でした。関電社員による関西で節電を呼びかけるチェーンメールやコスモ石油千葉製油所LPGタンクの爆発により、千葉県、近隣圏に在住の方に有害物質が雨などと一緒に飛散するという虚偽のチェーンメールが出回りました。そして(そのメール)を周りに転送することで良い状況にむかうのでご協力お願いします!という内容でした。私は、胡散臭いと思ったので転送しませんでしたが・・私より上の世代の人たちは、よく見ずに転送しちゃった!と言っていました。誰が発信したかわからない真実味に欠ける情報は、人に流さないデマや誤報にふりまわされないように正確でない情報を流す人もいるので鵜呑みにしないようにしたいと思いました。


災害用伝言ダイヤル171、災害用伝言板(web171)、J-anpi 安否情報検索

災害用伝言板(web171)

 

災害時は、固定電話が通じにくくなります。もしものときに心配なのは、家族や親戚の安否です。ケガをしていないのか?家族全員無事か?行方不明の家族の情報、どこの避難場所にいるのか?など公衆電話の災害用伝言ダイヤル171を活用することで有効な手段となります。インターネットを利用した伝言板には災害用伝言板(web171)
J-anpi 安否情報まとめて検索

 

安否確認ができるJ-anpi 安否情報まとめて検索も便利です。

ラジオ放送をWEBで聞くインターネットラジオ radiko

 

ケータイ電話からは利用できませんが、スマートフォンからは無料登録で利用可能。IPhoneAndroid からは、アプリストアからradiko の無料公式アプリをダウンロードするだけで利用できます。パソコンからは、アクセスするだけでラジオ放送が聞けます。

 

WEB上でラジオが聞けるradiko ’(ラヂコ)、震災以降ラジオを買い求めた方も多いと思いますが、被災地の方が地震発生後欲しかったものの1つに「情報」を上げています。災害時役立つものといったらラジオですがエリア制限があるため放送局が限られてしまうものですがradiko は、3月13日にエリア制限を特別解除するという特例措置を行い被災地の人々が関東関西の13局の放送を4月11日まで流し続けました。スマホからだとバッテリーの消費が激しいなどのデメリットがあげられますが登録しておきたいサービスの1つです。

 

東京都神奈川埼玉千葉では、TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、ラジオNIKKEI、InterFM ,TOKYO FM、J−WAVE、ラジオ日本、bayfm78、NACK5、FMヨコハマ
茨城では、関東7局とIBS茨城放送栃木では、関東7局とRadioBerry
愛知、三重岐阜県で聞けるのが、東海ラジオぎふチャンCBCラジオラジオNIKKEI FMA!ch! BANG! BANG! ZIPなどの6局。(三重では三重エフエム愛知では中部日本放送も)
大阪では、朝日放送、毎日放送、ラジオ大阪、、FMCOCOLO、ラジオNIKKEYKissFMKOBE

自治体の防災SNS、主流はFacebook、twitter line関連エントリー

緊急災害時に備えてインストールしておきたいアプリ
災害に備えてダウンロードしておきたいアプリ、無料通話可能なViber 無料通話&メッセージ、地上波のラジオ放送が聞けるradiko.jp、オフラインの地図ナビ機能MAPS.ME、大音響で緊急地震速報を知らせるゆれくるコール、twitterと連動して居場所を知らせる災害ナビ「.Me」、方向音痴でも安心「AroundMe」
落雷や不意の停電にデスクトップパソコンの必需品UPS 無停電電源装置
落雷や不意の停電・ブレーカー落ちに・・にデスクトップパソコンの必需品UPS 無停電電源装置。予期せぬ停電でPCを壊さないための準備したい。低価格なものからハイスペックなものまで特徴を紹介
Google マップで被災地情報の収集
Google マップを便利に活用。突然の自然災害では状況を正しく把握するために正確な情報収集が求められる。情報が不足すると間違った行動をとってしまう!Google クライシスレスポンス、災害情報マップ、グーグルパーソンファインダー、グーグル防災マップ
電話がつながらないときのSNS
災害時は固定電話がつながりにくなる。公衆電話は比較的つながりやすいものの公衆電話を設置している箇所が少ない。万が一に備えてツイッターミクシーなどのソーシャルメディアを利用する方法も家族で共有しておく。高齢の家族も日頃からSNSに使い慣れておくと便利
スマホiPhoneモバイルバッテリー(充電器)の準備
災害時に役立つ情報、スマホiPhoneモバイルバッテリー(充電器)の準備する。ソーラー式、乾電池式、ACアダプタ式、手回し充電器、車のシガーソケットを利用したカーチャージャーなど動作が安定して使いやすいバッテリーとは?メリット・デメリットを徹底解説
00000JAPAN無料Wi-Fiの接続方法
大規模災害時、覚えておくと便利!無料で使えるWi-Fi「00000JAPAN」の接続の仕方(設定方法)。ドコモやau、ソフトバンクなど三社と契約がなくても避難所などで利用可能。