東海地震を想定した避難訓練、防災ヘリ若鮎V(わかあゆ3ごう)がやってきた

東海地震を想定した避難訓練、防災ヘリ若鮎V(わかあゆ3ごう)

東海地震を想定して小学校のグランドで避難訓練が行われました。子供と学ぶ防災訓練をテーマに東日本大震災に緊急援助隊として参加した職員による防災講演会、地震体験、岐阜県防災航空隊による新型の機体(3 号機)を使用した救助訓練・機体の見学など、実際に身をもって体験をしてもらうことで、防災への意識向上を高めるのが狙いです。地元の保育園小学校中学校の子どもたちと一般の人々が参加しました。防災ヘリがやってきました。大人は「西部警察みたい!!」と普段田舎では見ることのできないヘリコプターに大興奮。

 

 

防災ヘリは、13億円だと言っていました。近くにいたおばさんが、2009年9月11日、岐阜県高山市の北アルプス・奥穂高岳(3190メートル)近くの山中で遭難者を救助に向かった、防災ヘリ「若鮎(わかあゆ)2」が岩壁に当たって墜落し隊員3人が死亡したニュースを教えてくれました。今回やってきていた防災ヘリは、若鮎V(わかあゆ3ごう)だそうです。若鮎Uの事故を風化させないよう若鮎の名を残し、Uは欠番としたなど名前の由来を教えてもらいました。

 

岐阜県各務原市那加官有地無番地の岐阜基地(ぎふきち、JASDF Gifu Airbase)から岐阜県の加子母にくるまで15分で到着するそうです。車では、1時間半から2時間近くかかるのに空路は、早いものなんですね。

 

 

ヘリコプターを誘導する人と消防隊員と県警は、ユニフォームが違うのだそうです。
大規模な避難訓練は、初めてで東海地震を想定しての訓練だったのでいつになく本格的!!そして子どもと一緒に体験することで大人も子供も防災の意識が高まりました。

 


すごい砂煙!!目もカメラも砂だらけ!!
子どもたちは、順路が決まっていましたが。おとなは、いきなりメインのヘリコプターに移動(笑)

 

 

到着しました!!ヘリコプターの色は、赤がれんげ、火災防ぎょを意味し白は、雪、救急搬送青は、河川、水害対応を意味しているそうです。東海地震や災害が発生したら、この防災ヘリ(ドクターヘリ)が活躍することになりますが、できれば災害は起こってほしくないですね。

 


愛知県(東海地方)にマグニチュード8マグニチュード9の巨大地震が来たら・・

愛知県(東海地方)に3連動地震が発生した場合を想定した学校の被害状況です。
東海地方にマグニチュード8マグニチュード9の巨大地震が来た場合巨大な津波が
豊橋岡崎濃尾伊勢の各平野部は、津波による被害が想定されています。

 

沿岸低地にある学校幼稚園は367校に及びます
(画像出典wiki)


三重県(東海地方)にマグニチュード8マグニチュード9の巨大地震が来たら・・

愛知県(東海地方)にマグニチュード8マグニチュード9の巨大地震が来た場合愛知県の8%の学校183校、三重県(東海地方)にマグニチュード8マグニチュード9の巨大地震が来たら・・三重県の20%の学校184校に津波の影響があると想定されています。

 

3連動地震は、駿河湾や静岡の東海地震想定震源域だけでなく東南海地震南海地震がフィリピンプレートの動き(ずれ)によって発生する巨大地震で被害想定死者数は、マグニチュード8.7級と想定され死者数は2万5000人におよびそのうち津波による死者は、9000人と36%を占めます。しかし現状学校幼稚園小学校中学校大学があるため沿岸部の自治体は、防災計画などを見なおす必要がありそうです。

 

想定外の津波が三陸地方の沿岸部を襲った東日本大震災地震は、想定外の被害をもたらすもの。
自分の身は自分で守る防災意識を1人1人が持たないといけません。


東海地震 東南海地震 南海地震が発生したらM8.7規模に

英虞湾

東海地震 東南海地震 南海地震が発生したらM8.7規模の地震で津波による死者の被害が3100人に及ぶ想定されます。三重県の沿岸では、1割が津波による浸水地域であることが中日新聞の取材により明らかになりました。

 

マグニチュード8.7の地震を想定すると伊勢市53ヶ所、鈴鹿市25ヶ所、大紀町16ヶ所三陸海岸と同様にリアス式海岸のため高さ7メートルを超える津波が押し寄せることが予想され志摩尾鷲大紀町は、避難出来ない地域もあるため防災計画の見直し避難所避難経路のあり方を見直す必要がありそうです。


帰宅困難者(帰宅難民)にならないために・・

帰宅困難

地震が発生するのは、自宅ばかりでは、ありません。外出先で、出張先で旅行中に災害が来たら、ということまで想定しておきます。

 

会社・学校・外出先など災害は、予告なしにやってきます。今いる場所さえわからないこともあるかもしれないし、子供たちと連絡がとれず安否が確認できないということも想定して日常的によく話し合いをしておきましょう。

 

車での避難は、危険です

 

冠水

スマホやiPhoneでは、便利な防災アプリや災害アプリがあります。位置情報からコンビニや駅・病院を教えてくれるアプリもあります。いざというとき困らないように普段から使えるようにしておきましょう。地震が発生したらガラスや家具・大型家電が凶器に変わります。自分の身は自分で守る意識を持っておくことが大事です。日頃から子供たちや家族と「地震が発生したらどのルートを通って帰ってくるのか?第1ルートが寸断されていた場合、どのような行動をするのか話し合っておきましょう。

 

東日本大震災のときも熊本地震のときも、半数以上の人が車で避難しようとしました。都会と田舎では状況が違うのかもしれませんが津波や水害・水につかると3分間でハンドルもブレーキもきかなくなるしドアも窓も開かなくなるそうです。そういった危険を知ってもらうために避難する時は自動車での避難を阻止するために体験シュミレーターもあるそうです。

 

大型ドライビングシミュレーターによる津波来襲時の運転体験