不安な心理につけこむ悪徳商法、義援金や家屋の耐震診断リフォームを装う詐欺

大災害のあとにはびこる詐欺商法、巧妙な手口と話術に気をつけて

怪しい人

大震災が起こると人は、不安にかられます。被災地の方は、もちろんのこと映像で流される被災地の現状がテレビやインターネットで伝えられます。阪神大震災、東日本大震災、熊本地震でも横行したのが義援金詐欺や家屋の耐震診断詐欺・リフォーム詐欺。福島第一原発事故以降、原子力以外のエネルギーを!と行った動きが高まり電話勧誘による太陽光発電の設置など巧妙な手口と話術で手を変え品を変え信頼させます。

 

太陽光発電の訪問販売・悪徳詐欺商法。一度引っかかるとそれこそ骨の髄までしゃぶられます。騙されやすいカモリストに名前が載るからです。私自身は、在宅で仕事をしていることもあって勧誘電話やキャッチセールスの口車にのることは、ありません。最初から疑ってかかります。子どもが小さい時30万円の英語教材を買わされたことがあります。3人の子どもたちは、英語教材に見向きもしなかったし、早期教育なんて意味が無かったことを思い知らされました。

 

 

電話口で、娘がきらきら星の英語の歌を歌っているのを聞いたセールスマンは、「天才!スゴイ」と親としてのプライドをくすぐりました。そして30万円の英語教材は、5年ほど我が家の押入れに埋もれていました。捨てるのももったいないと思ったけれど誰もやらない英語教材を買ってしまった私が馬鹿ったと反省するしかなかったです。そして私は30万円で詐欺に合わないように勉強をしたのだと思い込むようにしました。

 

保険のセールスにしても車のセールスにしても「自分が得」みたいな話に持っていきますが、結果的に自分の側が得をすることはなく相手が得をするだけの話しです。・・話は、ずれてしまいましたが公的職員を名乗ることもあるしそれらしい名札や制服を身に着けていることもありますが、誰も信用しない疑ってかかる、長男長女(長子)は、自分がしっかりしていると思いこんでいるため詐欺にあいやすいので気をつけるようにしましょう。

 

緊急地震速報や受信機の設置などが気象庁から義務付けられたなど言葉巧みな詐欺商法。引っかかるのは、高齢者。自分の財産、親の財産を狙っている輩に気をつけなければいけません。

 


地震直後にリフォーム詐欺が横行

壊れた家

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震発生以降、義援金募集を装った詐欺や振り込め詐欺やリフォーム詐欺が横行したそうです。被害者は、80代の男性。点検に関して半年待ちの状況が続く中「無料点検しますよ」とあらわれた男性が詐欺師でした。点検後「この家は災害で壊れる」と不安をあおります。飛び込みでリオフォームをすすめられたために「畳だけでも」と答えると壁紙のリフォームもすすめられて口車に載せられたようです。詐欺師は、「市や国行政の補助が半分出ます」というのが殺し文句で被害者男性は、詐欺と気付かないまま補修や床下補強などのリフォーム詐欺の被害を受けてしまったそうです。だまされいために・・被害に合わないために他者の見積もりをとる自治体認定の業者に頼むのが安心です。


地震に便乗、義援金めあての詐欺や悪徳商法

詐欺師

熊本地震のあとも義援金めあての詐欺や悪徳商法が横行しました。被害者は、高齢者。落ちていた屋根瓦を業者にブルーシートをかけてもらっただけで工事一式100万円の請求書が届いたといいます。ブルーシート商法は、東日本大震災のときもあったようで被害者の不安を煽り早く修理しないと大変なことになる!という気持ちにさせる悪徳商法なのだそうです。

 

地震の発生確率

 


緊急雨地震速報がなったときどのように行動するか??

いざというとき避難訓練は、役に立たないことを痛感します。東日本大震災が発生したころ岐阜県でも群発地震が発生していたそうです。自分が住んでいる地域が揺れると自分たちの住んでいる場所が震源地なのか?と錯覚を起こします。岐阜県には、フォッサマグナと呼ばれる大断層があるため東海地震は、いつ発生してもおかしくないと考えられており過去の発生履歴から日本で唯一直前予知が可能な地震といわれています。

 

日時やルートが決まっている引き渡し訓練

子供のかよっている小学校や中学校では、学校にいる子どもを保護者に引き渡す「引き渡し訓練」が行われます。あらかじめ「何月何日何時何分頃に訓練をします!」と伝えられており車が通るルートも指定されています。訓練ということもあり理路整然と並び行列を乱す人はありません。地元の小学校中学校は、各学年1クラス編成で小学校が160人弱。中学校が80人弱と少なめです。しかし当日道路は大渋滞です。

 

お仕事をしているお母さんは、引き渡し訓練のために仕事を休むか中断し列に並びます。あらかじめ時間が告知されているため混雑を避けたいのですが、毎年一斉にお迎えの車が集中するので大混雑いたします。子どもたちには、引き渡しカードも配れており体育館で保護者を待っています。

 

保護者は駐車場をドライブスルーのように回りながら最初に無線機を持った先生に子どもの名前と地域名と学年を名乗ります。最初の先生は、体育館にいる先生に子どもを呼び出してもらいます。体育館の前でドライブスルーの商品のように子どもを車に乗せたらようやく学校を後にできます。

 

毎年スムーズな連携がされているようですが、学校側がいかにスムーズに子どもを親に託すか?という本来の目的からずれているような気がしてならないのです。自分の子供と近所の子どもも一緒に連れて帰るのはNGで融通がききません。学校側にも「責任」があるので仕方ありませんが、無作為に先生も生徒も保護者も訓練を知らされていない状態で引き渡し訓練を行った方が、保護者側にも学校側にも問題点が見えてくる気がするし・・お迎えにいけないときどうするか??どう行動するか?親も子どもも先生も考える訓練にはなっていないんですよね?

 

いざというとき登下校時は、どのルートを通るのか?災害時は、果たして道路は通れるのか?そして学校に迎えに行く車だけでは無いので田舎でもかなりごった返すと思うのです。学校のための引き渡し訓練も大事ですが保護者が、「面倒」と言いながら引き渡し訓練に参加することに若干疑問を感じます。本来の目的とはズレてしまっているような気がしました。

物置倉庫の活用法

物置倉庫

災害が起こったときにあわてて買い物に行かなくても良いように常日頃から非常食を備えておくこと、避難所と避難場所の確認をしておくこと(土砂災害のときと地震災害のときで場所が違うことが多いため)水道が機能しているうちに風呂に水を溜めておくこと、防災グッズなど
持ち出すものを準備すること、外の物置やガレージにもブルーシート・軍手・などを準備しておきます。

気象庁を名乗った緊急地震速報メール

地震警報システム(じしんけいほう) は、海溝型地震、直下型地震の初期微動を観測し、電気、ガス、水道、電話、交通などに対応するための装置で被害を最小限に抑えることができます。2004年の新潟中越地震ではP波が検出されて1秒で警報がでて緊急ブレーキがかけられたために新幹線が停車し脱線したものの被害を最小限におさえることができました。2011年東日本大震災でも架線は、倒壊したものの緊急警報がなったおかげで減速し安全に停車することができたので被害をおさえることができたといいます。

 

精度が向上している地震警報

 

リアルタイム地震防災システムは、年々精度が向上しているので一昔前のように誤作動はほとんどありません。東日本大震災で被害に遭われた女性は、前日も地震速報がなり大震災の当日も地震速報がなったそうです。しかし(前日と同じようにすぐにおさまるだろうと判断したため逃げだそと思ったときには、立っていられない状況だったと話してくださいました。いついかなるときも、非常口の確認と地震速報がなったらすぐに安全を確保し行動しなければならないのです。

 

詐欺メール

 

平成26年には、気象庁を名乗った緊急地震速報を装った迷惑メールが送られるということがありました。気象庁とは関係なくURLをクリックさせてアクセスさせるというものです。しかし気象庁のメール本文にリンク先は記載されることはないので注意をしなければなりません。

 

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いざというとき自分の財産は自分で守る。

東日本大震災の被災者が、震災直後は「お金なんて意味がない」「お金が意味を持つのは、被災地を離れてから」と話してくれました。何かを買いたくても売る物が無いのだそうです。最初は、命が助かったこと、家族やペットの安否を気遣い家族全員の無事に安堵します。余震におびえながら住まいを片付けていかなければいけませ...

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