被災経験者のスーツケース(防災グッズ)の中身公開

東日本大震災で被災経験された緊急災害用のママの備えを公開

東日本大震災、被災経験がある子持ちママに緊急災害用に用意している中身を見せていただきました。実際に避難所生活や物資供給でかんじたこと、在宅避難や車中避難の経験者なので貴重な情報ばかりでした。私も自宅で揃えた防災グッズの中には、なぜ必要なのか?ということが具体的にわからなかったりピンとこないものもありましたがお話をうかがい実際に見せていただいたことで納得させられることばかりでした。あなたの家の防災グッズにもし足りないものがあるようだったら一通り準備しておくことをおすすめします。

 

男性(父親)より女性(母親)が防災の軸になること、子どもを守るのは、母親である自分なんだ!という防災意識も加わりました。

 

スーツケース

 

防災グッズを入れているスーツケースは、ハードタイプでした。「ソフトキャリー」と「ハードキャリー」がありますが、サイズも大きめでした。我が家には、軽いソフトキャリーばかりしかありません。ハードは、強度があり頑丈で雨に濡れても大丈夫。ソフトは、軽いですが雨に濡れると心配です。

 

1泊=10リットル〜25リットル(Sサイズ、小型)、2〜3泊26リットル〜40リットル。3泊〜5泊41リットル〜60リットルです。子どもがいる女性の場合、持ち運びたい荷物はたくさんあると思うので中型以上大型(MかL)が安心です。

 

 

 

東日本大震災

 

防災グッズ

 

おりものシートは、お風呂に5日程度入れないことを覚悟して持っておくと下着を替えなくても安心だそうです。ライフラインが途絶えることを想定してまたビデなども合わせて購入しておくと便利です。

無いと不快なものを準備する

 

 

使い捨てビデ

 

災害時も生理はきます。生理中は、経血の汚れや臭いが気になります。生理の終わりかけにもあると便利な使い捨てビデ。私は、普段から利用しているのでお風呂に入れないことを想定してまとめ買いしました。普通のドラッグストアでは、買いづらいですもんね。災害時「何がないと不便か」「何が無いと不快に感じるか?」と考えた時思わずまとめ買いしてしまいました。消費期限も未開封であれば3年前のものでも使えますが・・この手のものまとめ買いしておいてローリングストックで使いながら備蓄していくのが正解だと思います。

 

 

中身公開

 

ボールペン、マジック、ノートは必須だそうです。

 

中身公開

 

持ち運ぶのに不便なのとホコリが心配なのでヤカンや大鍋を持ってくるひとはいないようです。被災女性は、ウォータータンクとは別に1.5リットルのお水を箱買いして持ち出し袋に500ミリリットルペットボトルを2本ずつ(家族分)入れてました。よく見かけるアルミの断熱シートですが、避難所では些細なことでトラブルになりカサカサ音でケンカになることもあるそうです。

 

 

緊急災害時は、カラになったペットボトルもウオータータンクやポリタンクがない場合の代用もできます。各地域で災害が発生するとポリタンクやウオータータンクも品切れすることが多いので何もないときに備えておくのが正解です。

 

 

コンパクトにたためる折りたたみ式のウォータータンクは、20リットルで1500円ぐらい。自然災害や地震に限らず断水のときなども使えます。蛇腹におりたたむタイプは経年劣化で水漏れすることもあるのでウィンコWinko抗菌伸縮ウォータージャグなどは良いかもしれません。ハードタイプのコック付きだと便利ですが収納するのに場所を取ります。持ち運ぶのに台車やキャリーカートなども合わせて準備すると良さそうです。10リットルを2つ分では4人家族でも1日で使ってしまう量です。

 

被災者のはなしでは、たためるタイプが便利だったとのこと。そして給水車でもらえる水は、だいたい40リットルほどだそうです。水がもらえる場所まで並ばなければならないことと女性が20リットルを2つ分は、持つのも大変なので台車必須だそうです。長蛇の列になります。マナーというわけではないようですが、だいたい1人につき2つまでという暗黙の了解のようなのがあったようです。

 

そう考えると20リットルを2つ用意しておくのが良さそうです。ペットボトルしか準備していなかったので早速購入します。

 

ホカロンの夏バージョンの冷えるヒヤロン

 

ホカロンの夏バージョン、名前(正式名)は何でしょうね?カイロの真夏用。被災女性も真夏の熱中症対策で準備したそうです。正式名は、何というのかわかりません・・しろくまやペンギンのイラストが描かれていて叩いて冷却するのと冷蔵庫で冷やして使うタイプがあります。「ヒヤロン」「叩けば冷える 瞬間冷却剤」「クイックフリーズ クールレスキュー」「ドン・ピエール」などがあります。

 

冷却シートに電気(冷蔵庫)がないと使えませんが冷凍庫や冷蔵庫で冷まして使うタイプもあります。部分的におでこや脇にはる熱さまシート冷えピタも合わせて準備しておくと安心だそうです。災害は、冬に来るとは限らないので夏冬両方の備えが大事なんですね。

 

小さい子や赤ちゃんがいなくても準備しておきたいおしりふき

おしりふき

ライフラインが途絶えることで入浴は、5日程度できません。男性より女性は、尿道が短いのでデリケートゾーンが蒸れたり痒みが出ます。抵抗力が落ちているのでカンジダ膣炎になってしまうこともあります。おしろふきは、赤ちゃんや小さい子がいる家庭では、必ずあるものですが小さい子がいなくても準備したいアイテムです。ウェットテッシュより赤ちゃんのおしりふきのほうが、厚手で大判で使いやすいのだそうです。ウェットティッシュは、アルコールが含まれているものが多いのでノンアルコールのおしりふきならヒリヒリしないし体中あらゆる場所の拭き取りができます。


避難所で仮設住宅で車中泊で・・被災地にあると便利なロープ

ロープは、荷物をまとめるだけでなく避難所や仮設住宅で洗濯ものを干すときや屋外ブルーシートなどをカーテン代わりに使うときにあると便利だそうです。ロープを張りバスタオルや毛布をかければ目隠しにもなるようです。ロープの太さは直径9mmほど。長さも9メートルほど準備しておきます。荷造りロープなどもあると便利です。


災害時に必要!高分子吸収樹脂で固める 携帯用トイレ

災害時だからこそ必要になる携帯用トイレ。おしっこや嘔吐物、排泄物など汚物を高分子吸収樹脂で固めるのでニオイが漏れにくく男性にも女性にも使えます。家族の人数分用意しておくと安心です。登山やトイレ事情が不明な海外の渡航用に購入される方も多いのだとか。

 

実際に使った人の話では、持ち帰り袋が薄くヒヤヒヤだったそうです。別途新聞紙や黒いビニール袋、ジップロックなどがあれば万全です。


瓦礫のホコリで汚れた顔をメイク落としで拭き取りストレス軽減

震災直後は、ライフラインが復旧するまでに3日から5日程度はかかります。自衛隊のお風呂に入れるまでの数日間は顔を洗うことも出来ない状況が続きます。震災直後は、倒壊した建物からの瓦礫やホコリがひどく顔はバリバリガピガピになります。女性にとって顔を洗えないのは、不快なことで・・それだけでもストレスが溜まります。メイク落としは、アルコールフリーなら体の拭き取りにも使えます。

 

また日頃から、使い慣れた商品などがあると思います。肌との相性が良いものを準備します。化粧水なども肌に合う合わないがあるので使い慣れたものを準備しましょう。

 


マスクも必須

震災直後は、皆すっぴんですが、若い子ならともかく40代、50代になると人前でスッピンになるのに抵抗がある人が多いと思います。災害が発生した直後は、あらゆるストレスにさらされるので疲れきった顔、ボロボロの肌になりやすいものです。

 

マスクは、すっぴん隠しだけでなく紫外線対策・乾燥肌対策・感染症予防対策のほかホコリよけにも役立ちます。地震の直後ホコリだらけの道を歩いたり避難所にもどるとき粉塵を吸い込むのを防ぐ役割も果たしてくれます。

 

アスベスト(石綿)を含む断熱材を使った建物からアスベストが飛散することも考えられます。(吸い込むと静かな時限爆弾」と称されるように健康被害が出るといわれています。住宅の屋根・壁・天井の断熱材として工場や体育館でも使用されることが多いグラスウールなども飛散します。PM2.5対応のマスクなら安心でコスパも上々。写真のマスクは、フィッティ 7DAYSマスク EX エコノミーパックケース付 ふつうサイズ