30年以内に震度6強以上の地震発生確率 浜岡原発は突出。
福島原発事故対策統合本部が2011年1月に発表した30年以内に震度6以上の地震が発生する確率データーです。福島の原子力発電所では、0％だったにもかかわらず、地震による揺れには耐えたけれど津波により冷却装置が壊れ放射能が放出する事故が発生しました。
確率が高い低いにかかわらず、原子力発電所のリスクを知るきっかけともなったようで国内でも再稼働にむけて反対派の声が多数です。
静岡県御前崎の浜岡原発の確率は84％と突出しています。浜岡原発が事故を起こしたら中部電力管内に住む東海地方には、大きな影響があります。発生確率は、防災科学技術研究所が調査したものに地震調査研究推進本部がまとめたものだそうですが福島原発の教訓を地震大国である日本は、意識をしなければなりません。
日本国内の原子力発電所、東日本大震災以降の状況（2017年3月現在）
東日本大震災を受け当時の内閣総理大臣菅直人氏は浜岡原子力発電所の停止を決めました。2011年から6年経過し浜岡原発から30キロ圏内の市町村からは、再稼働に賛成の声はあ上がっていません。
福島県浪江町に住民は、故郷をあとにしなければなりませんでした。避難指示が解除されたからといって仕事もない浪江には帰れない、子供や孫が大きくなるまでは帰れないという声が多数です。2017年被災者のもとに届いたのは、国から支援の打ち切りの書類でした
以下をご覧いただければおわかりのように東京電力は青森・福島・新潟に発電所を持っています。首都圏で必要な電力を地方の発電所や原子力発電所に依存しているのです。地方は原子力発電所を建てることで電源立地地域対策交付金（通称・原発交付金） が交付されます。交付金によって財政的にも経済的にも大きな効果が見込めます。しかし事故を起こしたあとの国の対応で地方の人々は憤りの声をあげています。
除染は、されたといっても屋外の除染が住んでいるだけで家の中が除染をされているわけではないこと、避難指示解除したことで一方的に支援まで打ち切ろうとしている現実。静岡県には、796人の避難者がおり内543人は福島から避難者です。2011年に浜岡原発は停止。2020年に運転開始を予定していた6号基の再開の目処はたっていません。しかし過去の原子力発電所の事故やトラブルがあったとしても日本政府が真実を隠しているように情報操作されていますよね？国民には、正確な情報を伝えて欲しいものです。
| 北海道電力泊発電所 | 北海道古宇郡泊村、3基、定期点検中 |
|---|---|
| 東北電力、東京電力、東通原子力発電所 | 青森県下北郡東通、1基、東日本大震災による全機停止中 |
| 東北電力、女川原子力発電所 | 宮城県牡鹿郡女川町、3基、東日本大震災により全機停止中 |
| 東京電力、福島第2原子力発電所 | 福島県双葉郡楢葉町、4基、東日本大震災により全機停止中 |
| 日本原子力発電、東海第2発電所 | 茨城県那珂郡東海村、1基、東日本大震災による全機停止中郡東海村 |
| 東京電力、柏崎刈羽原子力発電所 | 新潟県柏崎市（旧：新潟県刈羽郡刈羽村）、新潟県中越沖地震により2号基、3号基、4号機は、停止。5号基、6号基、7号基は定期点検中。 |
| 中部電力、浜岡原子力発電所 | 静岡県御前崎市、1基、2基は、2009年に運転終了。3号基、4号基、5号基は、2011年5月に運転停止。 |
| 北陸電力、滋賀原子力発電所 | 石川県羽咋郡志賀町、1基はポンプ不具合で停止、2号基は、定期点検中 |
| 日本原子力発電所、敦賀発電所 | 福井県敦賀市、1号基は、2015年に廃炉、3号基、4号基は、建設準備中 |
| 関西電力、美浜発電所 | 福井県三方郡美浜町、1号基、2号基は、廃炉。3号基は、定期点検中 |
| 関西電力、大飯発電所 | 福井県大飯群おおい町、4基、全機定期点検中 |
| 関西電力、高浜発電所 | 福井県大飯郡高浜町、1号基2号機定期点検中、3号基運転再開後停止。4号基停止。 |
| 中国電力、島根原子力発電所 | 島根県松江市、1号基は2015年に廃炉、2号基は定期点検中 |
| 四国電力、伊予発電所 | 愛知県西宇和群、1号基は、2016年に運転終了、2号基は定期検査中、3号基は、2016年に運転再開 |
| 九州電力、玄海原子力発電所 | 佐賀県東松浦郡玄海町、1号基は廃炉、2号基は定期点検中、3号基4号基は安全審査に合格 |
| 九州電力、川内原子力発電所 | 鹿児島県薩摩2基、1号機は2015年8月に運転再開、2号機は、2015年10月に再開 |
| 日本原子力研究開発機構、もんじゅ | 福井県敦賀市、1基、原子炉内中継装置落下事故により停止中 |
30年以内に震度6以上の地震が発生する確率関連エントリー
- 原子力発電の安全神話崩壊、交付金で潤う暮らしと住民
- 原子力発電所があることで御前崎市には261億円の交付金が入り施設や道路などの事業にあてることができた。金のなる木だった利権の塊だった浜岡原発。住民の安心安全な暮らしが重要。スリーマイル島・チェルノブイリ・福島・原発事故のリスクを最小限にするため国が出した決断
- 津波を想定した防波堤で浜岡原発は守れるのか
- 津波が集中しやすい震源域に立つ中電浜岡原発、高さ18メートルから最大22メートルの津波を想定した防波堤があれば安心なのか？岩手県宮古市田老の日本一の防波堤が東日本大震災による津波で一瞬にして倒壊した事実。高い防波堤があるから安心という意識から逃げ遅れたとの声も。
- 核のゴミ問題
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