災害に備えてホッとできるお菓子(甘いもの)を買い置きしておく

大人も子供も気持ちを安定させる「お菓子」が必要

コアラのマーチ

東日本大震災で被災された女性が、お菓子の買い置きは必要!と力説していました。我が家は、お菓子の買い置きはありません。食べたいときに買いに行くかホットケーキ・パウンドケーキ・ドーナツを作るか・・というかんじです。だから正直甘いものより非常食を用意した方が良いのではないかと思いながら話しを聞いていました。

 

しかしその後被災された方に聞くとお菓子は調理しなくても手軽に食べられ家族のストレス解消には、無くてはならないものだと何人もの方が異口同音におっしゃいます。地震発生直後は動揺していて食欲もわかないみたいですが状況が落ち着いてくにつれ甘いものへの飢餓感が高まるのだそうです。水分が十分ではないのでおせんべいなどは喉が渇きやすいそうですが、チョコレートや飴など甘いお菓子は、買い置きしておくと良いそうです。避難所に届いた支援物資の乾パンは、喉が渇くせいか人気がないみたいです。

 

子どもも大人も甘い物が食べたくなる

 

お菓子

被災が発生すると知らない人ばかりの体育館(避難所)で寝泊まりしなければなりません。日常生活がガラリと変わると大人にとっても子供にとっても大きなストレスになります。お菓子があると落ち着くのは子供だけでなく大人も同じなんだそうです。

 

配給される食事の合間も空腹になると子供は騒ぎはじめるのでおやつがあると精神的に落ち着くようです。チョコレートなど甘いお菓子を食べると元気がでて栄養があるとか無いとか虫歯になるとかならないとか関係なしに気持ちを安定させるために必要不可欠なのだそうです。

 

避難所生活にならずに済んだとしても自宅避難者は、停電で電気がつかない、自分の家の片付けはボランティアがすべての家に入ってくれるわけではないので自分たちで片付けなければならず心身ともに疲れ果ててしまうようです。

 

停電のためテレビが見えないこともストレス、電気が復旧してもテレビが故障して見れなくなるのも想像以上にストレスが溜まることで甘いものは、必需品だそうです。


子供がいてもいなくてもお菓子を備蓄する

ビスコ

被災者が本当に必要だったもの役立ったものに水。ウェットティッシュ。毛布。お菓子をあげていました。カイロも生理用ナプキンもマスクも大事ですが、それ以上にお菓子が必要!大事だったと答えた人の多さに私は驚きました。災害が発生するとカップラーメンや缶詰が店頭から消えてしまいあったとしてもすぐに売り切れ買える状況にならないそうです。ドーナツやケーキの販売があると長蛇の列になるのだそうです。支援物資や生活のための物資ももちろん必要ですが、気持ちを満たしてくれるお菓子の存在は、大きいのだそうです。

 

子どもがいてもいなくても、ストレスを和らげるお菓子を備蓄しておきたいもの。備蓄用のチョコレート・クッキー・ビスケットなど個包装になっているものや1回食べきりサイズ、缶入りなどを選びます。


賞味期限切れに注意。消費しながら買い足していく

最初は、災害のショックで食べる気にもならないのだそうですが落ち着いてくると「とりあえず食べなきゃ!」と思い次に「甘いもの食べたい」となるようです。お菓子が無いと子どもたちは、不機嫌になってしまうし配給される食事の合間も空腹をしのぐお菓子は、あると便利で子供がいる家では買い置き必須だと仰っていました。

 

私は、保存食として長期保存がきくビスコやクラッカーカロリーメイトなどを買いおきしていますが用意した保存用のお菓子は、2011年〜2012年に購入したものばかり。賞味期限が間もなく切れるので新たに買い足さなきゃ。

 

2008年に購入した保存食の賞味期限が2011年に切れたので2011年2月に家族みんなで食べ尽しました。クラッカーや乾パンも食べてしまいました。3年間地震が来なかったからまたしばらく来ないだろう?と安易に考えて「そのうち買えば良いか」と思っていたときに東日本大震災が発生しました。

 

私が住んでいる岐阜県は、被災地から遠く離れていましたが半年間は、非常食も保存食も買うことができず「地震が来たら何も用意していない心細い」状態でした。

 

ネット通販も半年から1年後しか非常食などは購入できませんでした。以上のような経験から備蓄を購入した段階で古いものを消費していかなければならないと痛感しました。


飴(キャンディ)やガムが便利

キャンディ

「飴(キャンディ)やガムは、好きなものを用意しておいてよかった。」「チョコレートなど手軽に糖分補給できるとほっこり和む。」「常に一定量を買い置きしておき食べながら(消費)備蓄していくと良い」「ガムは口臭予防に必要」「備蓄するなら自分が好きな種類のものを用意しておくよ良い」

 

避難所では、並んで配給を待つそうです。被災地の女性が「シングルマザーの女性が子供一人なのに(○○ちゃん(近所の子)の分をもらっていきます)といってベビーカーのカゴに4つ余分に入れて帰っていかれました。災害があるなしにかかわらずモラルが無い人もいるものです」と話しておられました。

 

また高齢の人は、妊婦さんや小さい子供に食べ物を譲ることが多いのだそうですが、必要以上に太っているデブほど皆が1回しか並んでいない行列に2回も3回も並んでちゃっかり余分にもらっていくそうです。そして小さい子供優先高齢者優先というと逆ギレするそうです。笑。そういう根性だから肥満体になるのがわからないんでしょうか?


災害時、「甘い物」で心がホッとなる

えいようかん

脳の栄養は、「ブドウ糖」だけです。ブドウ糖は、米やパン・うどんを摂取することで脳が活性化するそうです。米やパンは、脳をしっかり働かせるのに役立ち甘いものは、脳の神経物質セロトニンに働きかけます。米やパンが長距離ランナーなら甘いチョコやお菓子は短距離ランナー。手っ取り早くストレス緩和につながります。

 

東日本大震災の被災者の方も「甘いものが食べたいとか贅沢なことを言える状況じゃなかったけど、皆甘いものを食べたがっていた」と話していたのが印象的でした。災害直後は、空腹感を感じない。2〜3日経つとお腹はすくけれどとにかく食べるものがあれば良いレベルでビスケット・クラッカー・缶入りパン・バランス栄養食(カロリーメイト)など腹の足しになるもので過ごすのですが1週間位経つと電気が復旧し徐々にご飯を食べたい・ラーメン(カップ麺を食べたい)あたたかい物が食べたいと欲求が高まるのだそうです。濃い味つけのものが食べたくなりカレーやレトルト・缶詰などが重宝します。野菜を食べたい。そして1ヶ月もすぎる頃には、新鮮な野菜や果物を食べたい。スイーツが食べたい。お肉が食べたいなど食への欲求(ニーズ)が多様化するそうです。被災経験が無い私にとって想像が難しいことですが、最初の災害が発生した直後とライフラインが復旧しはじめてからでは、必要なものが変わってくるということなのです。


ヒルナンデスで紹介されたどこでもスイーツ缶

トーヨーフーズ株式会社の缶詰スイーツは、日本テレビ「ヒルナンデス」でも紹介されたもので普通のスイーツと比べると割高です。災害時ライフランがSTOPし電気・ガス・水道が止まることを想定して自分の家族や自分の身は行政が手を差し伸べてくれるのを待っているのではなく必要に応じて各自で用意し備蓄するのが基本です。歯が弱いお年寄りがいる家庭、アレルギーがある家族がいる家庭、離乳食を食べている赤ちゃんがいる家庭、子どもがいる家庭など各家庭のニーズに行政が対応してくれるわけではないのです。

 

もしもの時のために、いざというときのために、必要なものは、自分で準備しておくことが大切です。自分の大切な家族を守るのは、行政ではありません。母親であるあなた自身なのです備蓄食を用意している方は、賞味期限切れになっていないか確認しながら消費し買い足していくローリングストック法で備蓄します。災害以外では、キャンプ・登山・トレッキングなどで活用できます。

 

 

 トーヨーフーズから発売されている3種セットは、チーズケーキ・ガトーショコラ・抹茶チーズケーキの3種類が入っておる防災セットは、玄米ご飯とおかずの缶詰とスイーツの缶詰のセットにトートバッグがついています。トートバッグカワイイ!!値段が高い気がしますが安心を買うと思えば安いものなのかもしれません。

 

 

日持ちや保存のことを考えるとやっぱり缶詰が便利なんですよね。

保管場所 必要度

お菓子(甘いもの)の買い置き関連エントリー

長期保存(賞味期限5年) サバイバルパン
長期保存(賞味期限5年)ミドリのサバイバルパンは、美味しいの?マズイの?食べやすさ、ボリューム、持ち運びにしやすさ、カロリー、食感、価格、保存期間などパンの缶詰(トクスイ)と比べてみた
マズイかたい食べにくいカンパンを美味しく食べる
マズイかたい食べにくいカンパンを美味しく食べたい。乾パンは、水分が無いと喉が乾くし味が単調で食べ難にくい。ジャムやはちみつを準備しておくと良い。うっかり期限切れ!カンパンを開けた後の簡単アレンジレシピ
非常持出袋に準備したい「おでんの缶詰」
避難所や避難生活あると安心!災害時備えておきたい缶詰、おでん・パン・焼き鳥・スパム・コンビーフ・シーチキン・サバ・マッシュルーム・アスパラガス・スイートコーン・トマト・ゆであずき・フルーツ・リッツ缶・ビスコ缶など。消費期限・賞味期限・保存期間について
疲れたときにパクっと食べたい井村屋えいようかん
火も水も使わない甘く美味しい備蓄食。疲れたときにパクっと食べられる井村屋「えいようかん」。甘さ控えめ小豆が美味しい羊羹のカロリーは、ごはん1杯分。持つとズシリと重く手のひらにのるコンパクトサイズ。家族それぞれの非常用持ち出し袋に入れておきたい備え
暖かくてホッとできる即席うどん
おむすびやころりん本舗の即席うどんを実際に食べてみた。1食500円と割高だけど市販のインスタントカップうどんより長期保存が可能。長引く避難所生活、備えておきたいあたたかい非常食(保存食)味は、中身は、価格は?即席うどん試食レポート
非常災害用のレトルトご飯
非常災害用に準備しておきたいレトルトごはん。アルファ米・無洗米・避難状況に合わせて使い分ける。いざというとき消費期限になっていたら意味がない。日常的に消費しながら備蓄する循環備蓄を意識する。写真で解説、無洗米をポリ袋調理で美味しく食べる方法
安くて簡単便利!美味しいアルファ米
水を注げば出来上がる簡単便利なアルファ米 安心米水や湯を注ぐだけで食べられるアルファ米。安心米や尾西食品の非常食は激安で美味しい。水で作ると1時間くらいかかる。カセットガス・カセットコンロ・ヤカン・鍋・飲料水を合わせて準備しておく、最低限家族の人数分×3日分の備え
少量の水にひたして数秒で食べられる水戻り餅
水にひたして数秒で食べられる水戻り餅(即席乾燥餅)は災害時に重宝。実際に食べてみた感想レポート。味は美味しいのか?マズイのか?ガスや電気が止まっても水だけで食べられる。メリットは、軽くて持ち運びやすい。デメリットは値段が高い、少量、腹持ちが悪い