熊本地震でも勃発したトイレ問題・ペット問題

 

熊本地震、テント泊や車中泊避難が増えた背景と問題点

車中泊

熊本地震は大きな余震が続いたため室内が怖いとテント泊や車で寝泊まりする被災者が多く見られました。長時間車内避難生活を送るとエコノミークラス症候群の原因になり最悪の場合、死にいたります。避難所は、住民の人数把握や安全確認や支援物資の供給がしやすいメリットがある反面、ペットや小さな子供がいる場合、苦情を言われることも多くとても窮屈な環境です。
仮設トイレの問題

簡易トイレ

例えば、仮設トイレは屋外に設置されることが多く当初は、男性用も女性用も分けられていなかったようです。雨天時は、回数を減らしてしまったり便意を催しても匂いが気になりガマンしてしまうケースも少なくありません。また多くが和式便所なので足の悪い高齢者には、用を足しにくく状況で水分を控えトイレに行く回数を減らす人が多く見られました。

 

トイレは、被災者が維持管理をつとめなければいけないのですが、被災者の自発的行動が見られるとは限らないようです。

熊本地震

避難所で人数確認ができず被災状況や家族構成が確認できず在宅避難者が物資を求めに来た際も、近所の高齢者の分、家族の人数が多いといった理由で何往復も救援物資を取りに来る人が見られたそうです。我が家の場合、普通に9人家族で高齢の家族が4人。身体障害者と精神障害者と認知症なので1回の行列で家族全員に行き渡る救援物資がもらえるか不安になるといえば不安です。ただ田舎なので地域では。そのような家族構成ということも理解してもらっていたり役場の担当者なら顔なじみなので安心かもしれません。役場の担当者でも被災していたら外部の人が入ってきます。家族の人数が多いことも最初から疑われたらかないません。

 

熊本地震では、避難所にペット用のケージが用意されていましたが鳴き声の問題から集団生活ができないと言った問題が見られました。家族同然のペットだからこそ問題が浮き彫りになりました。

 


熊本地震でも勃発したトイレ問題

凝固剤

阪神・淡路大震災・東日本大震災でも問題になったトイレ問題は、熊本地震でも勃発していました。水道管が壊れると断水します。一般的に災害時に必要な給水量は、1人で1日分3リットルといわれています。3日ほど待てば給水車が来るので水を確保できるようになりますが給水車がくる3日間は、自力で生き延びなければいけないのです。給水車が来るとポリタンクなどに入れて持ち帰りますが、水は想像以上に重く台車( 折りたたみ キャリー )がないと不便だそうです。荷物運びもスムーズに出来るので1つは用意しておきたいですね。

 

自宅で避難される場合、トイレで大便を出したらトイレットペーパーは、便器に流さず黒いごみ袋に入れてバケツ1杯分の水を勢い良く流すと良いそうです。

 

私は、アズマ工業の凝固剤を買い求めました。楽天市場では、コチラで取り扱っています。お掃除とアイデア雑貨の快適百貨

 


熊本地震が発生して1年。

熊本地震

熊本地震が発生して1年が経とうとしてしています。1年間で余震の数は4296回に及び屋内が怖いと車中で寝泊まりする避難者が相次ぎました。車中泊避難が原因でエコノミークラス症候群 を発生するケースも問題視されました。2016年5月に(地震発生から1ヶ月後)死者49人。震災関連死は、19人、入院が必要なエコノミークラス症候群と診断された人は50人でした。しかし1年後の調査では直接死50人、震災関連死167人に増加。避難所では食べ物や支援が行き渡らず不満が続出。1年経った今も益城町では1万2000人近くがプレハブの仮設住宅で暮らしています。残る3万人は「みなし仮設」と呼ばれる賃貸アパートで暮らしています。仮設団地では、隣り合っているので不自由な暮らしですが孤立は少ないようです。「みなし仮設」では散り散りで暮らしているため高齢者の孤立のリスクが高まります。入居者の異変に気づかないまま孤独死していた事例もあります。

 

土砂災害

負傷者2679人、全壊8674棟、半壊3万3693棟、仮設住宅戸数4303戸。熊本地震では罹災証明書も現地調査が職員
不足で進まず対応や発行が遅くなり生活再建が困難な状況でした。※全壊=300万給付、擁護資金350万まで融資、応急仮設住宅=支援対象。
大規模半壊=250万給付、擁護資金270万まで融資、応急仮設住宅=支援対象。半壊=擁護資金270万まで融資、応急仮設住宅=状況により支援対象

 

阿蘇山噴火

頻発に発生している地震

熊本地震の1年

 

2016年4月14日午後9時26分マグニチュード6.5を観測
2016年4月16日午前1時25分マグニチュード7.3を観測
2016年4月17日熊本大分の避難者19万6000人
2016年4月27日九州新幹線復旧(地震発生から13日後
2016年4月29日熊本仮設住宅入居開始(地震発生から15日後
2016年6月20日〜21日、九州で大雨、震災関連死6人。
2016年8月10日阿蘇大橋下流で遺体発見、大学生と判明、直接死50人。
2016年10月8日36年ぶりに阿蘇山噴火  
2016年11月4日熊本の仮設住宅4303戸完成

 


東日本大震災の被災者に聞いてみました。

 

小さい赤ちゃん(乳幼児)がいるけど荷物をどのくらい準備した方が良いかわからないわ


月齢に合わせて紙おむつを準備します。いざというとき、子供の肌にあった紙おむつが支援物資としてすぐに届くとは限りません。最低限3日分の備えをしておきます。赤ちゃんはすぐに大きくなるので使いながら備蓄していきます。もし紙おむつのサイズが合わなくなっても捨てる必要はありません。簡易トイレとして利用もできます。またお尻拭きは、子供が大きくなっても使えます。刺激が少ないので女性は、デリケートゾーンを拭いたり高齢者の肌にも優しいので用意しておきます。またミネラルウォーターは、硬水なので乳幼児用のピュアウォーターを用意しておきます。

 


 

 

 

避難時だけど最低限の身だしなみも気になるわ、皆さんどんな格好をしていらっしゃったの?


 

 

避難所では、皆ジャージとか普段着にスッピンでした。すっぴん隠しにマスクやメガネが重宝しました。また髪ゴムやシュシュがあると髪の毛が洗えないストレスが軽減されます。避難所には、女性が残ることが多いのでレイプ被害のリスクをさげるため派手な洋服は着なかったし(気持ち的に自分の好きな色の洋服を)着ようと思わなかった。気がついたら黒とかグレーばかり着てたわね。最低限の身だしなみしか整えられないけど、マスクもメガネもシュシュもあればやっぱり気持ち的に落ち着きます。あと消毒液を使うので手荒れがひどくなるからハンドクリーム。唇も栄養が偏るからすぐに荒れてガサガサになるからリップクリームがあると良いかも。洗顔フォームは、支援物資で届くのが遅かったし断水で使えないけど、自分に合ったものを用意しておくと良いわ。メイク落としは、ホコリを拭き取るためのシートタイプを用意しておくと良いです。肌荒れに便利なのは、オールインワンジェル。

 


 

 

 

自宅が大丈夫だったら避難所には、行かなくても大丈夫なのものなの?


 

 

 

私も災害が発生したら真っ先に避難所に行き支援物資をもらえると思っていましたが、あわてていったところでパイプ椅子が用意してあるだけで高齢の老人が座っていてとても座れる状況じゃなかった。体育館の中は、照明が落ちてくると危険だから皆照明を避けて場所取りをしてたわ、避難所は、1時間くらいで埋まってしまうけど自宅が壊れていないなら避難所に行かない選択肢もいあることを覚えていて。ペットがいた小さい子供がいると避難所は、ものすごく窮屈で不便よ。でも物資が集まりやすいのは、避難所なので配給や給水で利用すると良いと思う。避難所は、自宅が全壊した人が集まっているから全壊しなかった人は、支援物資だけもらいに来るな!といった口撃もあるんですよね、みないっぱいいっぱいになってるから仕方ないんだけどね。自宅に備えがあれば避難所に行かないという選択肢も増えるから絶対に備えは大事。ただ余震が心配なので状況に応じて判断してくださいね。

 


 

 


 

通販で非常持ち出し袋を買ったから安心??

 

 

 

半年に1度は、非常持ち出し袋を確認します。モノによっては劣化するものもあるし乳幼児がいる家庭、介護の必要な家族がいる家庭では必要なものが異なります。必要最小限必要なモノに女性は、ビデやおりものシート・生理用品なども入れて置くと便利。自分が、災害にあったとき無いと困るものを優先的に揃えるべきです。とくに食べることはガマンできてもおしっこやうんちは、災害があってもなくても用を足したくなるのでトイレグッズは、必須です。災害経験がないと想像することが難しいのですが被災者に生の声を聞いておくと良いかもしれません。

 


 

災害時のペット問題

 

 

ペットがいると避難所には連れていけないですよね


 

避難所によって対応も異なりますが東北の避難所では、ノミが発生する、子供が怖がる、犬が嫌いと言った苦情が多く寄せられたようでと避難所の外につながれていたペットも多く見受けられました。東日本大震災で飼っていたペットは、2匹とも逃げていってしまい1年ほどかけてみつけてもらいました。全壊は、免れたものの福島第一原発事故の影響で立ち入り禁止区域だったために家に戻ることはできなくなりました。戻ってきたペットを仮設住宅にも連れていくべきか悩み移住を選択しました。飼い主として犬には、「待て」「おいで」「お座り」「伏せ」など基本的なしつけを徹底しておく、キャリーバッグやケージに入れても嫌がらないように慣らしておくこと、決まった場所での排泄、狂犬病予防ワクチンを接種しておく、犬フィラリア症など寄生虫の予防、駆除をおこなっておく、不妊・去勢手術を行っておく。猫の場合は、人や他の動物を怖がらない、決められた場所での排泄、各種ワクチンの接種。寄生虫の予防駆除、不妊・去勢手術を行っておきます。人と同様にペットシーツ(トイレ用)など余分に備蓄しておくようにします。熊本地震のときは、避難所にペットを連れて行けず車中泊をしていた人も多くいました。車中泊では、「エコノミークラス症候群」
になる危険性が高まります。また公園や空き地であっても車中泊の人から「うるさい」「アレルギーがでた」など苦情をいわれることも少なくありません。仕方なく柱が傾いた自宅に戻ってきた事例もあったようです。

 


猫

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東日本大震災の復興目的で設置された復興庁
東北地方太平洋沖地震・東日本大震災が発生後「復興」を目的に設置された行政機関「復興庁」。復興大臣は、内閣総理大臣が任命する。失言が多かった今村氏が辞任。被災地の実情が分かっていない、被災者の心情を理解できない大臣は辞めてしまえ